焦げ付き癖のついたフライパンの再生
お客様から送られて来たフライパン:右上部約80%の色を見れば、調理時の火力が強過ぎたことが分かります。
湯沸かし器のお湯を掛けながら、金属たわしで洗ってみると、お湯は直ぐにこのような色になりました。いろいろとこびりついていたことが一目瞭然でわかります。
フライパン料理に「強火」は禁物です。フライパンが温まった後は、火力は「弱火」が基本です。
汚れを取り除き、フライパンを乾燥させたら、今一度「油慣らし」を行います。
「油慣らし」が終わったら、油をオイルポットに戻します。
キッチンペーパーで拭き込むと、このようになります。
卵を焼くために、フライパンに油を必要量入れ、まんべんなく油を行き渡らせます。
フライパンに溶いた卵を入れます。火力はほとんど「とろ火」に近い「弱火」です。
卵焼きが終わって、まだ何も手を加えていないフライパンの状態です。
※正しい手順と正しい調理温度、これだけを守れば、「焦げ付き癖」など一切起きません。
「調理は自然科学」、どうぞこのことを思い出し、日々、美味しい料理をおつくり下さい。